妊娠から子育てのプロセスは、酸いも甘いも苦も楽も入り混じったもので、大小さまざまの繁雑な事柄は、いつも大わらわの初めて子どもを持つカップルにとっては収拾のつかないものである。衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)は、初めて子どもを持つ夫婦のストレスを和らげようと、省庁横断的な取り組みとして「送子鳥(コウノトリ)情報サービスネット(https://ibaby.mohw.gov.tw)」を開設した。
このサイトは「結婚」、「妊娠」、「出産」、「新生児から就学前児童」など、時間軸でユーザーを分けてそれぞれコーナーを設け、育児の各段階において政府や地方自治体が提供するさまざまなサービスやリソースを収集、検索することができる。具体的には、出産補助情報、各県・市の子育て有資格者(保育士)、託児機関サービスネット、妊娠・出産時期に注意すべき衛生情報など、初めて子どもを持つ人が、あちこちのサイトを訪問して苦労して情報収集をしなくても、サイトを通じて必要なすべての情報を得られるようになっている。